勉強用途でサクッとRancherを構築する時のメモ🙄

仮想マシンの構築

とにかく手軽にかつ簡単にやりたかったので、Virtual BoxやVM Whereなどは使わずに
Windows 10のPro以上なら標準で使えるHyper Vを使う
仮想マシンを起動する前に、仮想スイッチマネージャで外部スイッチを作成してブリッジ接続できるようにしておく
こうすることで、ホストマシンのLANと同じネットワークにつながる
(仮想マシンにホストが使っているDHCPからIPが割り振られる)

OSはUbuntuなどはインストールに時間が掛かるので、最初からDockerが入っているRancher OSを採用
UEFIに対応してないっぽいので設定は第1世代じゃないとRancher OSが起動しない模様
GithubのリリースにHyperV用のISO(rancheros-hyperv.iso)があるのでそれを使うとよさそう

Rancher OSインストール

本来はcloud-config.ymlで色々設定するけど面倒なのでこれで一撃インストール😘
sudo ros install -d /dev/sda --append "rancher.password=password"
rancher.password を忘れるとログインできなくなるので注意😭
必要最低限の環境でかつ、SSHとDockerも自動でインストールされる

Rancherのインストール

Rancher OSを入れて再起動したら、既にDockerが入っているので次のコマンドでRancherをインストールする
docker run -d --restart=unless-stopped -p 80:80 -p 443:443 rancher/rancher

クラスターの追加

Rancherをインストールしたらadminアカウントを適当に設定して
クラスターを追加 -> カスタム -> 諸々記入して次へ -> etcd, Control, Workerにチェックを入れてコマンドをコピーする
クラスターオプションはテスト目的ならデフォルトでいい
コピーしたコマンドをゲストマシンで実行するとRancherが認識してKubernetesを構築してくれる
しばらく待って、クラスターの状態がActiveになっていれば成功
あとはリソース- > ワークロードからデプロイでDockerコンテナをデプロイできる
Kubernetesが動いてるのでYAMLをインポートすることも可能

さいごに

Rancherは総合管理するServerと各Kubernetesクラスタを管理するAgentに分かれるが、一応一緒のゲストマシンに入れることもできる
また既存のKubernetesをインポートすることもできるので、minikubeなどをクラスタとして登録することも可能

ただRancherは元々大規模クラスタの管理用で個人環境程度の規模を管理するには少し重たいのと、
ServerとAgentが一緒のマシンにあるとアップデートのときに色々大変なので
おうちクラウドしたいだけとかRancherやKubernetesの勉強目的でなければ
Portainerみたいな軽めのDockerGUI管理ツールもおすすめ😀
こちらも時間があれば試してみたい😤